*「半身」 サラ・ウォーターズ 打ちのめされた。 読者を欺く為とはいえ、この手法は後味が悪すぎるのではないか・・でも日記形式は面白い。 それから2/3ほど読んでも、全く動きなしはつらい。最近の小説はとにかく展開がはやいものが多いし、それが面白かったりする。 どんどん引きずり込まれる感じが堪らず、中毒のようにページをめくってしまう。 そんな小説に慣れてしまった今、これは途中でくじけそうになった。 そして、それを堪えて最後まで読んで・・打ちのめされた。 「まじかよ・・」と「やっぱし・・」という思いが絡み合って、さらにやられっぱなしという超現実的な最後。 ♪違う違う〜こんなにも僕は〜打ちのめされる為に読んできたわけじゃなぁい〜 遠くへ〜遠くへと〜願ったぁ日々〜まっすぐに〜見ておくれ、僕は泣いてるぅきみの為にぃ〜 やっぱり、映画とか小説ってのは、ラストはニヤッとするか、ドカーンと感動するか、とにかく良かったと言って終わりたい、と思うのは個人的な趣味趣向か・・ |
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