◆「百万ドルをとり返せ」 ジェフリー・アーチャー


個人的感想 | 評論ではなく、偏見に満ちた感想です。


*「百万ドルをとり返せ」 ジェフリー・アーチャー(著)/永井 淳(訳)
これ最高。これぞエンターテイメント。
コンゲーム小説は、いろいろあってどれも面白い(個人的に好きなジャンル)が、これは単なるコンゲーム小説じゃない。
というか、コンゲームのスタイルをとった別の何か、いやこれがコンゲームなのか・・。
とにかく最高。4人の妙な結束力、互いに認め信頼し補い、びびりながらも勇気をふりしぼり強大な敵と渡り合う様は、なんとも痛快。
ストーリーとしては、4回それぞれの専門性を生かしたプランで騙す構成かと思いきや、そう単純な構成では収めない、技ありなストーリー。
ラストも気分爽快。いい映画を観た後、エンドロールが流れるのを見ながら余韻に浸る、そんな気分を味わことができた。
憎むべき強大な敵メトカーフも、なんとなく魅力的な存在になっていて、ダークサイド(怒り、悲しみ、憎しみ系)な気分が払拭されて、気持ちよい。
ストーリーもテンポもキャストも小気味よく、気分爽快なエンターテイメント。






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